悲しい別れ

2009.10.18

私が、車屋を始めた時期にとてもお世話になった社長が

15日に他界してしまいました、永眠60歳です。

なので昨日、朝から兵庫県の小野市まで葬儀に行ってきました。

車を走らせて3時間、車内や、葬儀の途中色んな事を思い出しました。

最後に逢ったのは、もう7年ぐらい前かなぁ、電話で話したのが、2年ぐらい前!!

社長の死は、二年前に発病した癌だったそうです。

息子さん曰く、最後に私が話した時、2年前は、余命宣告されていたそうです。

余命1年から、1年半・・・って

宣告を受けても、明るく前向きに、いつもと変わらず過ごしたそうです。

最後は、医者からは無理だと告げられた、手術をし、自身の回復に全力を尽くし

力尽きたそうです。

生きているうちに、もう一度、もう一度だけ逢いたかったです。

 

今、一番思い出す事が2つあります。

一つは・・・

当時は今と違って、自動車の仕入のルートを確保するのが、

凄く難しい時代でした。

オークション会場も少なく、入会の規約が凄く難しく、

若くて信用も、業績もない私は、大手のオークション会場には入会できず、

当時はローカルなオークションで仕入をしていました。

兵庫の社長と付き合いを始めて、しばらくした頃、当時、

全盛期大阪のオークション会場から入会の案内が届き、

申し込みをしてみると、なんと入会OKのお知らせが・・・

1年前に申し込みをした時は、お断りのお知らせだった会場から、

参加OKのお知らせです。

なぜ入会出来たかも考えす、嬉しくて、嬉しくて、

すぐに仕入に行ったの覚えてます。

これ、実は裏で社長がオークション会社に、圧力かけていたのです。

社長は、業暦も信用もある方でしたから、オークション会場も

断れなかったのでしょう。

でも、車をオークションで仕入れるって事は、ボタン一つで

何億もの取引が出来る、凄いセリシステムなんです。

仕入れて、お金払わなかったら、大事件です。

今考えたら、凄い事をして頂いたんだなって感じますし、

感謝でいっぱいです。

その会場が、切り札になり、全国のオークションに入会できたのも

過言ではありません。

その事になると、話をそらし、自分は関係ない、お前の力だと・・・

本当に、括弧いい社長した。

 

もう一つは・・・

口癖のように、『息子を頼むぞ』って・・・

今回は、長男が喪主、次男、長女、共々立派でしたよ。

 

愛媛と言う遠くの地方からですが、社長から頂いたご恩は

必ず、息子さんや、娘さんにお返します。

 

60歳、60年という人生の幕を閉じてしまった社長、

いつまでも、天国から、皆を見守ってくださいね。

 

社長の、明るい笑顔思い出し、頑張ります。

社長日記